2020年2月29日土曜日


Image: Mugendai(無限大)
いつだって肝に銘じておきたい。
温暖化に代表される異常気象は年々深刻さを増し、われわれの生活にもさまざまな影響が出ています。その原因について、人間社会が排出する二酸化炭素の影響だという考え方が浸透していますが、そうではないと主張する人もいます。
IBMが運営するWebメディアMugendai(無限大)では、過去40万年の気候データから、地球規模の謎を解く数値モデルを生み出した方が登場。一体、今地球では何が起こっているのでしょうか。

10万年のサイクルでめぐる寒暖。現在は暖かい「間氷期」

インタビューに登場していた阿部彩子さんは、東京大学教授、海洋研究開発機構チームリーダー、国連IPCC(気候変動に関する政府間パネル)報告書の執筆者などを務める、まさにこの道のプロフェッショナルです。
教授いわく、地球の気候はおよそ10万年を周期として寒い「氷期」暖かい「間氷期」を繰り返しているそうで、現在はおよそ2万年前に始まった間氷期の最中だといいます。しかし「なぜ10万年なのか」は長年の謎だったそうで、阿部教授はこの解明に挑みます。
教授が注目したのが、氷の塊である氷床。特に氷期には全体の8割を占める北米大陸の氷床を中心に研究を重ね、約40万年前から現在に至るまで、氷床がいつどこで拡大・縮小したかを、コンピューターの数値実験で定量的に示すことに見事成功しました。


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