2020年3月31日火曜日

コロナ対策「12万人救う」=欧州、都市封鎖などに効果―英大学 2020/03/31 15:47 【ロンドン時事】英大学インペリアル・カレッジ・ロンドンは30日、欧州主要国が導入した全国的なロックダウン(都市封鎖)など一連の新型コロナウイルス対策によって、最大12万人の命が救われるとの分析結果を公表した。都市封鎖などで欧州経済は著しい打撃を受けているが、研究チームは「政府の介入がなければもっとひどいことになっていた」と強調している。  研究チームはイタリアやスペイン、英国など欧州の11カ国を対象に、計算モデルを使って対策の効果を推計した。これらの国々はロックダウンや学校の一斉休校、集会の禁止など前例のない対策を導入した。  分析によると、11カ国全体で3月28日までに人口の2~12%に当たる700万~4300万人が感染した可能性があると推定。しかし、政府の対策の効果で、全体で2万1000~12万人の死亡が回避されるとしている。   感染拡大の終わりが見えず、自粛による経済活動の落ち込みは3カ月目に入ろうとしている。そこで、世界では大規模な財政出動を伴う対策が次々と打ち出されている。  米国は最大2兆ドル(220兆円)規模の経済対策を表明。トランプ米大統領は「リセッション(景気後退)に陥れば、自殺者は数千人になる」と訴え、1人あたり最大約13万円の給付するほか、売り上げの落ち込みが激しい飲食店や宿泊業界への支援を検討している。個人事業主にも失業保険を広げる。英国は、サービス業を中心に税金の1年免除、休業した従業員の給与の8割を補償する。フリーランスも補償の対象だ

0 件のコメント:

コメントを投稿