2020年3月31日火曜日

「五輪開催するなら封鎖しかない」 免疫獲得か終息か「東京封鎖」の現実味 2020/03/31 08:00  爆発的な感染拡大が危惧されるなか、「首都封鎖」もまったくの絵空事ではなくなってきた。本当に起こり得るのか、防ぐ手立てはあるのか。AERA2020年4月6日号から。 ※【「持ちこたえている」から一転 五輪延期翌日に「感染爆発」 ちぐはぐな対応が招いた混乱】より続く *  *  *  都市の封鎖にはオーバーシュート(患者の爆発的急増)が前提だ。東京のような大都市ではオーバーシュートが起こる危険性は高まるが、東京都が公表している感染動向からは、2月中旬から徐々に確認され始め、3月中旬以降は特に目立ち始めたことがわかる。  起きるとすれば、どのように起きるのか。医療ガバナンス研究所の上昌広理事長は指摘する。 「感染集団によるクラスターで増えるという説もありますが、全体で見れば、雪だるま式とも言えるような指数関数的に増えるというのが公知の事実です。スーパースプレッダーのような人がいるのは事実ですが、そこを管理するだけでは対策にならない、と世界の多くの識者は考えています」 実際に、オーバーシュートは起きるのか。専門家でも意見は分かれるようだ。感染症に詳しい浜松医療センター(静岡県)の矢野邦夫副院長は次のように指摘する。 「個人的な考えではありますが、ヨーロッパのようにはならないと考えています」  それは、次のような理由からだという。

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