2020年1月13日月曜日

2019年5月19日(日)

国はいくら借金しても大丈夫? 驚きの経済理論“MMT”とは

新井
「いまアメリカで、国の借金の是非をめぐり、論争が巻き起こっています。」
ツイッターより
“借金を怖がるのは、もうやめるべき。”
“いや、極めて危険な考えだ。”
論争を巻き起こしているのは、「自国の通貨で借金をできる国は破綻することがない」という、驚くべき理論。
その名も「MMT=現代貨幣理論」です。
今、アメリカで最も注目される若手議員のひとりが、支持を表明。
民主党 オカシオコルテス下院議員
「税収だけで、必要な支出は賄えません。
借金をしてでも公共投資に使うべきです。」

これに対して、中央銀行のトップは…。
FRB パウエル議長
「財政赤字が問題にならないという考えは、全く誤っている。
必要なのは、借金を減らし、税収を増やすことだ

無限にお金を刷れば財政破綻しない?

いくら借金をしても、国が破綻しないなどということが、ありうるのか。
MMTの提唱者のひとりに話を聞くことができました。
ランダル・レイ教授。
25年間、MMTを研究しています。
野口修司記者(アメリカ総局)
「MMTの狙いは何でしょうか?」
バード・カレッジ ランダル・レイ教授
「MMTのゴールは、財政への見方を変えることです。
国の借金は、人々が考えているような恐ろしい怪物ではない。」

主流の経済学では、国の支出が増え、借金が膨らむと、その国の信用は低下して、借金を続けるには高い金利を支払わなければなりません。
返済する負担はしだいに重くなり、いずれ国家の財政は破綻してしまいます。

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