2020年4月27日月曜日

日本経済は危機的状況、「できること何でもやる」-黒田日銀総裁 伊藤純夫 2020/04/27 18:41 (ブルームバーグ): 日本銀行の黒田東彦総裁は27日、追加金融緩和を決めた金融政策決定会合後に会見し、世界的に新型コロナウイルスの感染拡大が続く現状に強い危機感を表明し、特に企業の資金繰りが厳しさを増す中、企業金融の円滑化と金融市場の安定が日銀の最優先課題との見解を示した。金融政策対応も危機的状況を踏まえて「できることは何でもやる」とし、財政拡大路線にかじを切った政府との協調と適切なイールドカーブの実現のため、「国債はいくらでも買い入れる」と語った。   総裁は感染拡大が続く現在の日本経済について「危機的な状況」と強い警戒感を示した。特に緊急事態宣言の発動などで経済活動が一段と冷え込む中で、中小・零細事業者をはじめとした企業の資金繰り対応の重要性を指摘。会合で一段と増額したコマーシャルペーパー(CP)・社債の買い入れや、企業金融支援措置の拡充などで「感染拡大のめどがつくまで」は企業金融の円滑化や金融市場の安定など金融面から日本経済を支えていく考えを表明した。

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