2020年4月14日火曜日

(RCT)であるが,2003年のSARS流行時は香港で行われたオープンラベルの比較対照試験と北京で行われた対照群なしのコホート研究である。香港での研究は,SARS治療に当たった11病院の職員を対象にして,中医療法を行った15)。その結果,有意差を持ってSARS発症を抑制した。ここで使われた処方は玉屏風散(黄耆,白朮,防風)と桑菊飲(杏仁,連翹,薄荷,桑葉,菊花,桔梗,甘草,蘆根)の合方である。 玉屏風散と桑菊飲は幅広く体の気を増すものとして用いられ,共同筆者の柴山は2009年の新型インフルエンザ流行当時,天津中医大学に在籍していて玉屏風散+桑葉,陳皮,菊花を感染予防として服薬し,予防が可能であった。

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